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G.17.2.4 不整解析

鉛直荷重、横方向荷重を受ける構造物は、柱とはりの曲率不整による二次的な力を経験することがよくあります。この2次的な効果は、P-デルタ効果と似ています。STAAD.Proでは、そのプロシージャは以下のステップから構成されます。

  1. まず、選ばれた不整メンバーのたわみと軸力が、与えられた外荷重に基づいて計算されます。

  2. 圧縮状態にある選ばれた不整メンバーの付加荷重の計算に、軸力と入力された不整が使用されます。これらの付加荷重は、元々作用している荷重と組み合わされます。 

  3. その組み合わせ荷重での静的解析が実行され、最終的な結果が得られます。

スモールデルタが選択されている場合、張力による断面モーメントとせん断/曲げによる断面変位がモーメント図に追加されます。このステップでは、この反復はありません。